主な効果

・体感できるくらい表示速度が大幅に改善
・海外からの不正アクセスをブロックし一般ユーザーの表示が快適化
・Cloudflareのキャッシュ率は85%でサーバの転送量を抑え通信コスト大幅削減


国立・国定公園などの中にある日本を代表するロケーションと豊かな自然に恵まれたリゾートホテル「休暇村」を全国35か所に展開している休暇村協会様にCloudflareを導入いただきました。

営業企画部部長の北沢様、営業企画部Web・マーケティング課課長の大﨑様にお話をお伺いしました。社内に専任の情報システム部門がないため社内のIT関連の問題をすべてWeb・マーケティング課で対応している状況ですが、課の人員が3人と少人数だったこともあり、ウェブサイトの改善に手がつけられずに困っていたといいます。
今回Cloudflareを導入した背景とその後を詳しくお聞きしました。

表示速度改善が急務だった

ほかのホテルはOTA(※)経由の予約が多いのですが、休暇村は4割以上が公式サイトからのご予約です。
※OTA:オンラインで注文を受け付ける旅行会社のこと

社内では公式サイトからの予約を増やして電話からのご予約に対応していた人員を他の業務に回したいため、公式サイトのユーザビリティ改善が必要でした。
訪問者の傾向として、サイトを見るのはスマホで予約はPC経由という利用傾向を確認していました。こうしたことから特にスマホでの表示速度改善の必要性を感じていました。

そのいっぽう、サーバへの不正アクセスによって、サイトが見られなくなってしまい、予約を受けられないことが年に数回はあり、もしかしたら実際にはもっと発生しているかもしれない、とサイバー攻撃に対する危機感を募らせていました。

サーバや予約システムを変えるだけでは問題は解決しない

そこで、サーバの乗り換えを考えていましたが、導入コストが高額になるためすぐには実施できないという状況でした。さらに、予約システムも休暇村独自の事業のために既存のパッケージを簡単に導入することもできませんでした。もしインフラそのものを拡張してもさらに海外からのアタックが増え続けばコストも膨らみ続け、根本的な解決にはならないと考えていました。
そのとき、Cloudflareを知って問題を解決できるのではないかと考えました。

表示速度だけでなく、コストも大幅に削減できた

無料トライアルでCloudflareを入れてすぐ「表示が速くなった」と感じていました。
その効果で、ページビューも増加しています。
実際、Cloudflare導入時のキャッシュ率は85パーセントとなっていました。

表示速度計測ツールSpeedCurveでの計測結果

従来あった海外からの不正アクセスを防御することができ、サイトが表示できないという不満の声はなくなりました。

Cloudflareで攻撃されていたことを可視化できたので、守られていることを実感しました。

国別の脅威を世界地図のイメージで可視化

さらに、CloudflareのCDNによりウェブサーバのデータ転送量が大幅に減ったことで回線帯域の確保やサーバ利用に支払っていたインフラトータルコストを5割近く削減することができました。

Cloudflareの導入メリット・デメリット

デメリットはなく、メリットしかありません。
全国旅行支援がはじまって予約が増えてくるタイミングにCloudflareを導入できたのがとても良かったです。
今後新しい機能があれば紹介してほしいです。
また、ドーモでは正式導入前に無料トライアルが出来たので事前に導入効果を確認でき、導入を決めやすくなりました。


電話での応対を減らして公式サイトからのお申し込みを増やしたいというなか、Cloudflare導入でサイトが快適に表示できるようになりました。
セキュリティ対策が表示速度に貢献することができたのは大きな意義があり業務改善にも寄与できたことを実感しました。