CDNのキャッシュは、無条件に全てをキャッシュするわけでなく、
キャッシュするファイル、キャッシュしないファイルを区別して運用します。
一般的にCDNでキャッシュをさせるのは、
静的なHTML、画像、動画、CSS、JavaScript、フォントなどのファイルです。
お客様の情報や条件によって表示が変わる動的なファイルは、キャッシュをすると期待する表示をしない、場合によってはお客様の情報が表示されてしまう可能性があるため、キャッシュしないようにします。
そのような事故が起きないように、
Cloudflareではデフォルトでキャッシュされる拡張子が以下になっております。
■デフォルトでキャッシュされる拡張子
7Z ,CSV ,GIF ,MIDI ,PNG ,TIF ,ZIP ,AVI ,DOC ,GZ ,MKV ,PPT ,TIFF ,ZST ,AVIF ,DOCX ,ICO , MP3 ,PPTX ,TTF ,APK ,DMG ,ISO ,MP4 ,PS ,WEBM ,BIN ,EJS ,JAR ,OGG ,RAR ,WEBP ,BMP ,EOT ,JPG ,OTF ,SVG ,WOFF ,BZ2 ,EPS ,JPEG ,PDF ,SVGZ ,WOFF2 ,CLASS ,EXE ,JS ,PICT ,SWF ,XLS ,CSS ,FLAC ,MID ,PLS ,TAR ,XLSX
Cloudflare Webサイトから(最新の情報はこちらをご覧ください)
これらはCloudflareの設定によってキャッシュさせないこともできます。
また、デフォルトでキャッシュ対象ではないHTMLもキャッシュさせることは可能です。HTMLをキャッシュさせると、オリジンサーバへの負担軽減、ページの表示高速化もできます。
ただし、キャッシュについては取り扱いには注意が必要です。
HTMLは、ECサイトの「マイページ」のように、ユーザによって変化する動的に表示されていることがあり、その場合はキャッシュをさせてはいけません。
Cloudflareのデフォルトの設定で個人情報がキャッシュされることはありませんがキャッシュの対象ファイルやページを増やす場合には、サイトの設計に応じたキャッシュ設定を行う必要があります。
Web表示スピード改善・セキュリティ対策のCloudflare
導入のご相談だけでなく、運用フェーズでのサポートも承ります。
DDoS攻撃や悪質なBot(ボット)からのアクセスを防ぎたい方、WAF機能やプランの詳細を知りたい方、
国内エンジニアによる安心の運用サポートをご希望の方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。