2021年10月、Automatic Signed Exchanges (SXGs)のベータ版が実装されました。

以下、公式ブログ

https://blog.cloudflare.com/automatic-signed-exchanges/

この機能は、GoogleのSigned Exchangesが利用可能になったことで、検索結果ページであらかじめWebサイトをキャッシュし、検索結果ページからWebサイトへの遷移時の読み込み時間を短縮、高速化に繋げることができます。

どのくらいサイトの高速化を実現させることができるのでしょうか?

独自に検証を実施しました。

検証結果

結論:機能をONにすることで、1.2秒の高速化に成功!

検証サイト株式会社ドーモの公式サイト
(https://www.domore.co.jp/)
サイトの構成WordPressで作成、静的ページ
適用対象・Google検索からのアクセス
・Androidからのアクセス
推奨サイト・静的に作成されたページ
・Androidのアクセスが多いページ
※SpeedCueve(スピードカーブ)のフィルムストリップ画像

注意点

・ベータ版なので予測していない問題が起こる可能性がある

・フルキャッシュ機能のようにあらかじめサイトを全体をキャッシュする必要があるため、お客様情報を表示しているページや動的なページはキャッシュ情報が残ってしまうことや、表示が崩れてしまうなどのリスクがある

・検証する場合、Googleからサイトへの遷移時のパフォーマンス向上という性質上、サイトが公開されていることが前提となる

導入の手順

①Cloudflareへログイン→対象のドメインを選択

②サイドバーより「Speed」を選択、プルダウンに表示される「最適化」をクリック

下に向かってスクロールしていくと表示されます

③右にあるトグルスイッチにカーソルを合わせてクリックすると、機能がオンになります

まとめ

注意点でも記載しましたが、公開されているサイトでしっかり検証した上で導入するのであれば効果は期待できますが、ベータ版ということもありリスクは高めという結果になりました。

まだまだ発展途上の機能なので、今後のアップデートに期待したいです。

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